院長のコラム | ボリビア

“ドクトル・イトウの地球の果てまで“ 世界60ヶ国以上を訪れた、院長のちょっと変わった見聞録

第55回 南米の高地へ:高山病とその予防について

これから、中南米の美しい景色を紹介していく。特に南米の高地の景色は本当に素晴らしい。ただ、日本人が国内では到底経験できない高さを、徐々に高度を上げていく登山とは違って、いきなり体感することになるので、健康上のトラブルが多いのも確かだ。
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サンペドロ・デ・アタカマ近郊(チリ)標高4000m

自分は高山病の専門家ではない、また登山家でもアスリートでもない。唯一自慢できることといえば、ペルーで過ごした4年の間に、ごく一般的な旅行者として、ペルー、ボリビア、チリの高地を旅行して、家族と共に標高3500から5000mまでの高度を実際に体感したことと、仕事上で現地の医療事情をよく知っている、日本人としては珍しい医者だということだろうか。
またペルーに勤務中の職務として、高山病で重症化した日本人旅行者の救援保護に関わってきた。その経験と知識を元にこれから南米の高地を旅行する方に、高山病とその予防についてまずは書いてみたい。
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マチュピチュ(ペルー)標高2400m

以下の文章は自分が勤務中に大使館ホームページに書いた高山病についての注意書きで、まずは基礎知識として読んで欲しい。

高山病について
 低地から高地に上がった時、その低気圧、低酸素状態に身体が順応できないことが原因で起こる一連の症状を言います。低地から2500mの高地に短時間で移動した成人の約25%に、何らかの高山病症状が認められると言われています。特に低地から飛行機で一気に高地へ上がると症状が出やすくなります。観光地として有名なクスコは3400m、ティティカカ湖は3800mの高地にあり、実際、リマからこれらを訪れた旅行者の多くが、何らかの高山病症状を経験すると思われます。軽度の山酔いから、個人の体質によっては比較的重い高山病を起こします。
 高山病の初期症状は、頭痛、呼吸浅薄感、食欲低下、腹部の膨満感、などで、就寝後も眠りが浅く、頻回に目を覚ます不眠感も典型的な症状です。高山病は重症化すると肺に水が溜まる「高地肺水腫」や脳がむくむ「脳浮腫」となり、すぐに適切な治療を受けると共に、急いで低地へ下がらないと死亡に至ることがあります。
 高山病の発症はその日の体調などによっても左右されるため、無理な日程は禁物です。特に高地に到着した初日は十分な休養を取るようにしましょう。過去に高地で高山病にならなかったことは、今回高山病にならないと言う保証にはなりません。ただし、過去に高山病の経験のある方は、特に注意を要します。また、低酸素状態は心臓や肺に大きな負担をかけるため、心臓疾患や肺疾患のある方は事前に医師に相談されること強くおすすめします。

高山病の予防
1. 高地に到着後、初日は十分な休養をとる。
(余裕のある計画を心がける)。
これがもっとも大事です。"ゆっくり、ゆっくり"を心がける。
2. 空港に着いたら"ゆっくり、ゆっくり"歩き、なるべく階段の使用を避ける。
3. 水分を十分に摂る。
4. 高地では低気圧、低酸素のため消化機能が低下するので、腹8分目に心がける。
炭水化物を多めにとり、脂肪分は控えめにする。
5. アルコールの摂取はできるだけ避ける。睡眠薬の使用も控える。
6. 高山病予防薬について
アセタゾラミダAcetazolamida(製品名ダイアモックス: Diamox)の内服は高山病の予防効果がある他、頭痛や不眠などの高山病の症状を改善させる効果があります。アセタゾラミダは日本では医師の処方箋を必要とする医薬品ですが、ペルーの薬局では処方箋なしでも購入することができます(空港内の薬局でも購入できます)。
薬局では必ず『アセタゾラミダAcetazolamida 250mg』と注文して下さい。
当地では『ダイアモックス』という商品名は一般的ではありません。

予防内服方法は、成人の場合 高地に上がる当日の朝より、
1日2回(朝と寝る前) 125mg (250mg錠ならば半分に割って)内服します。
服用後、手指にしびれ感を感じることがあります。
アセタゾラミダには利尿作用(尿の量を増やす作用)があるので、水分を十分に補給してください。高血圧や心臓病、糖尿病等慢性疾患をお持ちの方は内服前に必ず医師に相談してください。

薬局が勧める『SOROJCHI PILLSソロチピル』は単なる頭痛薬で、高山病の予防薬ではありませんのでご注意下さい。
以上
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雨のマチュピチュ(ペルー)標高2400m

特に、食事を少なめに食べることと、高地に滞在中は食事には特に厳重に注意して、決して冒険をせず、お腹の健康を保つことだ。高地でお腹をこわしてひどい下痢をすると最悪のシナリオになる。高級ホテルと言えども、野菜を含め出来るだけ生のものを避けるのが賢明だろう。
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ウユニ塩湖(ボリビア)標高3700m

また、ダイアモックという名前が
ペルーの薬局では通用せず、『アセタゾラミダAcetazolamida』という名前しか通用しないことも、おぼえていって欲しい。
特に『SOROJCHI PILLSソロチピル』には気をつけて欲しい。現地の人や薬局は「高山病の薬」としてこの薬を必ず勧めてくる。
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では、少しこの『SOROJCHI PILLS:ソローチェピル』に付いて説明する。
決してこの薬を非難するわけではなく、これは単なる頭痛薬であることを知って欲しい。
組成はアスピリン、カフェインなどで、日本の「バファリン」によく似た薬だ。つまりこの薬は鎮痛薬、解熱剤であって、確かに頭痛には効くが、高山病を予防する効果は無いといっていいだろう。
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雨期のウユニ塩湖(ボリビア)標高3700m

この『SOROJCHI PILLS』の飲み方には高地にいる間、8時間毎に服用するように書いてある。
通常の日本人が何日間も1日3回バファリンを飲み続けたらどうなるだろう。
高地ではお腹をこわすことは御法度だ、下痢は高山病を急速に悪化させる。胃腸の弱い人がバファリンを1日3回飲み続けたらどうなるか。。。逆に体調が悪くなるだろう。
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Lago Querococha(ペルー)標高3980m

現地で頭が痛いというと、薬局だけでなく、現地の人々や旅行関係者までも当たり前のようにこの薬を持ってくるので、十分注意して欲しい。当然、単発で飲む頭痛薬としては何の問題もないのだが。。

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ワスカラン国立公園(ペルー)標高4800m

ペルーに勤務中によく受けた質問が、高地に子供を連れて行って大丈夫であろうか?と言う質問だ。その多くが南米の駐在員の家族で、せっかく南米に来たのだから、マチュピチュは是非見てみたい、というものだ。
子供は高山病に弱いとよく書かれているが、実際のところはよくわかっていない。ただ、子供が頭痛や嘔気で水分が摂れなくなったら、その悪化は大人より深刻になるだろう。

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プヤ・ライモンディ(ペルー)標高4000m

子供同伴の可否について、自分なりの一つの基準を持っていた。それは、体調の悪さ(頭が痛い、お腹が痛い)を自分で訴える事のできる年齢かどうかと言うことだ。個人差もあると思うが4〜5歳ぐらいが基準になるのではないかと思っている。
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パストルリ氷河(ペルー)標高5000m

自分は比較的高地には強い方であった。5000mでも何とか観光をこなすことは出来た。ただし、標高2850mにあるキト(エクアドル)への出張時、いつも到着初日はお腹が張って食事が進まず、夜は熟睡できずに何度も目が覚めた。高地から戻ると数日間は強い全身倦怠感が残った。高地では予想以上に体力を消耗する。

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月の谷:アタカマ(チリ)標高2600m

高地にあるホテルや空港には必ず酸素ボンベが用意してある。ホテルで体調が悪いというと酸素ボンベを部屋へ持ってきてくれる。自分は何度も高地へ行ったが、一度だけその酸素ボンベのお世話になりかけたことがある。行きなれたクスコ(3600m)へ友人を連れて行き、調子に乗って、いつになく夕食を腹一杯食べビールを飲んだ。その夜、異常な息苦しさに目を覚まし、もがきながら朝を迎えた。もう少しで酸素ボンベを頼むところだった。
高地では腹7分目が大事であることを、身をもって思い知った次第である。
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月の谷:アタカマ(チリ)標高2600m

唯一の高山病予防薬として認知されているダイアモックスであるが、飲んで調子が悪いという人も少なからずいる。できれば旅行前に数日服用してみて、問題ないかどうかを確認しておいた方がよいだろう。
最後にこれはあくまで私見であるが、高山病の予防に漢方薬の「五苓散」がその薬効から有効であろうと考える。
頭痛や吐き気や下痢の薬にもなるし、ダイアモックスよりも副作用が少なく効果があるのではないかと考えている。
高地へ出発する日の朝から1包(2.5g)を1日3回、高地に滞在中飲んでいればよい。
「五苓散」は小児科でも下痢や吐き気に頻用する薬なので、子供にも安心して使用できる。

次回より、アタカマ(チリ)からウユニ塩湖(ボリビア)への4WDでの旅を紹介したい。

※このブログを見てくれた読者から、高山病予防薬の処方についての問い合わせをクリニックにたくさんいただいている。
当院でも2014年4月1日より高山病予防薬(ダイアモックス)の処方を開始することとした。
詳しくは「高山病予防薬の処方について」をご覧下さい。

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第56回 アタカマからウユニ塩湖へ1(チリ・ボリビア):月の世界 サンペドロ・デ・アタカマ

テレビ番組で、ボリビアの高地にある、ウユニ塩湖という四国の半分程もある大きな塩の湖が紹介されていた。その白い世界を車で爆走するというもので、雨期には湖面に水が張って鏡の様になり、空が地面に映ってあたかも天空を走っているような感覚になるそうだ。調べてみると、その行程には何とも美しい赤い湖、緑の湖があるという。是非とも行ってみたくなった。
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今は首都のラパスから、飛行機でウユニへ行く方法もあるようだが、チリ国境に近い赤い湖(Lago Colorada)や緑の湖(Laguna Verde)を見るのであれば、ラパスから3泊4日の4WDツアーが一般的だ。でもこの旅程は辺境慣れしている我が家にもさすがにきつい。4000mを超える高地を7人乗りのランドクルーザーに目一杯乗って走る。ホテルと呼べるような宿泊施設はなく、夜は氷点下にもなる高地で、暖房もない小屋のベッドに寝袋で寝るというもの。さぞかし夜空は綺麗だとは思うが、さすがに子連れには厳しいと判断した。そこで、最短でこれら全て満喫して帰ってこれる行程をプライベートツアーで組んだ。
チリのサンチアゴから入り、国内線でカラマまで北上し、カラマから車で1時間のサンペドロ・デ・アタカマで一泊し観光を兼ねて高地順応。翌日から車とドライバーを借り上げて、アタカマを朝に出発しチリ側を北上し一路ウユニ塩湖へ向かい、ウユニ塩湖の塩のホテルで一泊、翌日ボリビア側を南下し、Lago ColoradaとLaguna Verdeなどの絶景を満喫しながら夜にカラマに到着する。アタカマ発一泊二日、丸36時間の行程だ。今回の行程はボリビアの旅行会社コルケツアーに依頼した(www.colquetours.com)。
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リマから一旦チリの首都サンチアゴまで南下し(空路3時間)、そこからカラマまで北上する(空路1時間)。カラマは鉱山の街、何にもない殺風景な空港だ。
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空港の周囲には荒涼な景色が広がる。ここから陸路で1時間のサンペドロ・デ・アタカマへ向かう。
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サンペドロ・デ・アタカマ(標高2400m)はチリで最も古い街だそうで、有名な観光スポットの一つ。この周辺だけでも絶景を十分満喫できる。
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街の雰囲気はペルーの高地とよく似ている。素朴な街だ。
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世界各国からの観光客でにぎわっている。高地順応を兼ねてここで一泊。明日の朝はウユニ塩湖へ向けて出発だ。
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せっかくアタカマに来たのだから、アタカマの有名な観光スポット「月の谷」へ。
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月の世界は本当にこんな感じなんだろうか。
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この月の谷でNASAが月面や火星探査機の実験を行ったという。
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奥に見える山の標高は6000m。
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影が出来てくると、より宇宙的な景色に見えてくる。
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緑が全くない、乾いた景色が広がる。
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実際に月の谷を歩いてみる。
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浸食で出来た溝は切り立った岩壁になっている。
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砂漠の中を歩いていく。
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地層がむき出しになっている。アメリカのグランドキャニオンに似た景色だ。
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砂山を駆け下りて遊ぶ人達。このアタカマ砂漠は南北に1000kmも続くという。
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この地域には浸食で出来た奇岩がよく見られる。
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次回は様々に色を変える、夕暮れの様子を紹介する。

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第57回 アタカマからウユニ塩湖へ2(チリ・ボリビア):アタカマの夕暮れ

アタカマ一帯は世界で最も乾燥した地域だそうで、日本をはじめ世界各国が天文台を設置している。当然のことながら、星空や夕暮れがきれいだ。
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夕暮れどきになると、ビューポイントにツアー会社の車が集まってくる。
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見晴らしのいいところまで、岩山の尾根を歩いて行く。
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そろそろ日が沈みはじめた。サンセットショーの始まりだ。
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日が沈みだすと、気温は一気に下がってくる。砂漠なので日中と夜の寒暖の差が非常に大きい。
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茶色一色であった景色が赤く染まり出す。
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6000mクラスの山が「赤富士」のように輝き出す。
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茶色から赤茶色に変わり、最後は真っ赤に光り出す。
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サンセットショーのクライマックス。
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下に降りてみると、月の谷に月が出ていた。
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夜はレストランの焚き火にあたりながら一日の疲れを癒やす。
さあ、明日はウユニ塩湖へ向けて出発だ。

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第58回 アタカマからウユニ塩湖へ3(チリ・ボリビア):ウユニ塩湖を目指して

さあ、ウユニ塩湖へ向けて出発だ。今回のルートは第56回の地図でも紹介したように、アタカマからチリ側をずっと北上し、ウユニ塩湖近くの国境でボリビアに入る。帰りは逆にボリビア側を南下し、アタカマ近くの国境からチリに戻ってくる。
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4月29日午前5時、まだ夜明け前の暗闇の中、借り上げた4WDに乗って、アタカマを出発した。
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日が昇ると、何ともすごい景色が広がっていた。
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今回の行程はずっと標高3000m以上で、途中最高5000mの地点を走り抜ける。
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当然の事ながら、この高さは森林が成育する限界を超えていて、見渡す限り樹木というものがない。緑が無い世界だが、日を浴びて茶色と黄色に輝いて美しい。
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近づいてみると、土と岩の世界。
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これが今回借り上げた車、三菱の5人乗りピックアップ4WDだ。おんぼろランクルを想像していたが、きれいな車だった。
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遠くに何やら動物を発見!
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ビクーニャだ。アルパカやリャマの親戚で、ラクダ科の動物。ビクーニャの毛織物は超高級だ。
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アタカマを出発して6時間、ボリビアとの国境に着いた。
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何とも殺風景な景色だが、空の青さが本当にきれいだ。
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ここは国境の駅なのか、たくさんの車両が止まっていた。
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止まっているのか、捨てられているのか、駅なのか、列車の墓場なのか。
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これが国境。向こうはボリビアだ。
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この辺りは、見渡す限りの地面が鉱物資源そのものだ、こういった景色は見たことがない。
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塩湖のように美しくはないが、鉱物で出来た湖だ。
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途中、トイレ休憩に立ち寄った村。このあたりは標高4000mを超えている、空の青さに吸い込まれそうになる。
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素朴で質素な村の様子。
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この民家でトイレを借りた。ソーラーパネルがあって驚いた。
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看板には、「ここ! ビール、ワイン、ラム酒、コーラ。。。」酒場なのか酒屋なのか、これほどの場末は無いだろう。
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村の教会とお墓。
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ここにもビクーニャがいた。
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なんかすごい景色が見えてきた。今までに見たことのない、不思議な感覚をおぼえる。
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とうとう到着、白い海のように広がる景色はウユニ塩湖だ!

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第59回 アタカマからウユニ塩湖へ4(チリ・ボリビア):白い世界・乾期のウユニ塩湖

自分が見てきた色んな景色の中で、「白い世界」という表現が似合うのは、トルコのパムッカレとこのウユニ塩湖だ。
ウユニ塩湖には2つの顔がある。一つは乾期の白く干上がった広大な白い世界、もう一つは真っ白な地面の上に水が張り、鏡となって空を写す雨期の姿だ。自分は雨期の姿が何としても見たかったのだが、雨期は道がぬかるんで、今回のルートからのアプローチは困難になると言う。何としても雨期の姿が見たかった自分は、雨季と乾季の両方の姿が見られる、乾期の始まりに行くことにした。これが大正解だった。
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まずは乾期のウユニ塩湖から。塩の結晶が地表にも模様を作る。
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この広大な白い世界が、四国の半分の面積で広がっている。全く想像できない。
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ただ、ただ、白い大地が広がる。
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白い大地は、白いサーキットにもなる。この大地の上をランクルが猛烈なスピードで爆走する。
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地表にはサッカーボールのような模様が出来ている。
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近づいてみてみると。
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塩の結晶が自然に作り出した模様、何とも不思議な世界だ。
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皆、車を止めて、暫し不思議な空間を楽しむ。
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塩湖の上はほとんど何もない世界なので、大きさや遠近感がわからなくなってしまう。
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こんな写真をみんな楽しんで撮っていた。
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そんなウユニ塩湖で数少ない目標物が、このインカワシ島。
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この島を目標に、皆、ウユニ塩湖を走り抜けてくる。
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ちょっとした、ドライブのサービスエリアのような感じだ。
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この島には面白いサボテンが生えている。ムーミン谷のニョロニョロのようなサボテンだ。
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ウユニツアー定番の4WDランクル。通常は7人乗りで、車の上に荷物とプロパンのボンベを積んでいて、ドライバーや同乗のコックが、料理をしながらツアーを進めていく。
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これが塩湖の上に立つ、塩で出来た「塩のホテル」。
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これはあくまで見物用のホテルと考えた方がよい。恐らく下水もお湯もないだろう。自分たちの泊まる塩のホテル(Luna Salada)が出来るまでは、塩のホテルとして有名であった。
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イスやテーブルも塩で出来ている。
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ホテルの前に各国の国旗がたなびいていた。もちろん日の丸もあった。
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塩の採掘場だ。塩の山がピラミッドのように、整然とならんでいる。
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これがまたいい景色になる。
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自分も採掘してみようかと。。。
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日の当たり具合によって、景色が変わる。
次回は、雨期の塩湖を紹介する。

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第60回 アタカマからウユニ塩湖へ5(チリ・ボリビア):天空を走る・雨期のウユニ塩湖

乾期の白い世界も素晴らしいが、雨期のウユニ塩湖が見たかった。地面に空が映り、空を車で走るような気分になるという、この時期はまだ乾期の始まりで、塩湖の一部に水の張った部分が残っているらしい。早々ドライバーに探してもらった。
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確かに水の張った部分が残っていた。
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地面が鏡のようになる。塩の山もきれいに対称にに映る。
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まさに鏡の上の車。
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塩湖を走りまくって、塩だらけになっている。
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地面が鏡になって空を写す。
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この景色が見たかった。息をのむ幻想的な風景だ。
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確かに、雲の上に立っているような気分になる。
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雨期には塩湖全体がこういう風景になり、この景色の中を4WDで爆走する。まさに雲の上を走る。
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次回は、自分たちが泊まった、塩で出来たホテルを紹介する。

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第61回 アタカマからウユニ塩湖へ6(チリ・ボリビア):「塩のホテル」に泊まる

今回はウユニ塩湖で、話のネタに宿泊した「塩のホテル」を紹介する。
Luna Salada Hotel (http://www.lunasaladahotel.com.bo)、おんぼろホテルしかないこの周辺では、かなり高級な部類に入るホテルだろう。外観を撮るのを忘れてしまったので、上記のホテルHPを参考にして欲しい。
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なんといっても、中のほとんどが塩でできている。
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ロビーの様子。椅子も全て塩でできている。
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床には塩が綺麗に敷き詰められている。
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暖炉の前の共有スペースもみんな塩。
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何か身体にいい感じ。
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これが実際の室内。塩でできたベッドには毛布とふかふかの布団が敷かれていて、朝夜の冷え込むウユニでは信じられないくらい快適に休むことができた。寝台だけのぼろベッドの上に寝袋で寝るのとは大違いだ。
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ちゃんとバスタブもある。なんとこのバスタブにはジャグジーが付いていた。お湯のシャワーが使えるだけでも珍しいこの辺で、何とも贅沢な話だが、さすがに湯量はシャワーを浴びるのが精一杯というところだった。
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レストランのテーブルや椅子も塩でできていたが、ちゃんとクッションがおかれていた。ここでは結構まともなコース料理とワインを楽しむことができた。
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ホテルの軒先にフクロウがいて、夕日に光っていた。
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ホテルから見た夕焼けの様子。
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塩湖が真っ赤に染まっていく。高台から塩湖を見下ろす立地にある、このホテルならではの景色だ。
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翌朝、早起きして日の出を拝んだ。今度は塩湖が青白く浮かんでくる。
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大地が赤く、塩湖が白く輝きだした。

次回はウユニの街から赤い湖、緑の湖を目指す。

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第62回 アタカマからウユニ塩湖へ7(チリ・ボリビア):高地の街

塩のホテルで一泊し、翌朝ウユニ塩湖で少し写真撮影して塩湖を後にした。これからボリビアを南下して、チリ国境近くの天空の湖を見て、夜にはカラマまで戻る12時間の行程だ。
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まずは標高3700mにあるウユニの街へ立ち寄った。小さな素朴な街だが、太陽の光が燦々と降り注いでいる。
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街の市場をのぞいてみた。
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結構色んなものが売られていた。ここでウユニ塩湖の塩をおみやげに買って帰った。
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ウユニの街を出発し、次の目的地、標高4000mにあるサンクリストバル村を目指す。
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何もないオフロードを突っ走っていたら、突然村が現れた。
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スクールバスが止まっている。村の学校か?
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これは村の中心に位置する教会。藁葺き屋根が素朴でいい感じ。
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どうやら学校の下校時間なのか、子供たちが出てきた。
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面白いのが、ここの制服なのか、皆、白衣を着ている。
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どこの国も子供たちの様子はよく似ている。
日本から遠く離れたボリビアの4000mの高地にあるこの小さな村が、日本と深い関係があるということに驚く。この村の近くにはサンクリストバル鉱山という世界屈指の亜鉛と銀の鉱山があり、日本の住友商事が出資している。
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サンクリストバル村を後にして再びオフロードを突き進む。
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緑のない世界だが、土が陽に輝いて、何とも美しい景色だ。
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途中で川渡り、このあたりが標高5000mらしい。ドライバーは何度も何度もこの川を行ったり来たりする。塩湖で付いた車の塩を落とすためだという。
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突然現れた奇岩群。
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皆面白い形をしていて想像をかき立てる。
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次回はシリーズ最終回、天空の湖を紹介する。

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第63回 アタカマからウユニ塩湖へ8(チリ・ボリビア):天空の湖

明けましておめでとうございます。
2013年最初の更新はアタカマからウユニ塩湖シリーズの最終回だ。標高4200mを超える天空の世界に、何とも美しい湖があるという。このシリーズのクライマックスを紹介したい。
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標高4000m以上、樹木の生息出来ない森林限界を超えた世界をひた走る。
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何もない世界だが、つい写真を撮りたくなるぐらい美しい。空に吸い込まれそうになる。
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殺風景な景色の中に突然、赤い湖が見えてきた。これが標高4200mにある天空の湖の一つ、その名もLago Colorada (Red Lake)「赤い湖」だ。
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赤く見えると言うよりも、本当に赤い。その赤さが周囲の景色に何故かマッチしている。
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赤い湖にピンクの鳥が飛んでいる。フラミンゴだ。
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この辺の湖どこにでもいるというのではなく、何故かここにしかいない。
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ここの景色を見ていると、赤い湖の水を飲んでピンクに染まったかのように思える。
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こんな絶景を同時に見ているのは我々だけだというのが、何とも贅沢である。他には誰もいない。
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しばらく走ると、今度は湯気が立ち上る地帯に着いた。
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地面にクレーターのような穴が何カ所もあいていて、そこから湯気がモクモクと上がっている。
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周囲には硫黄の臭いが立ちこめて、いわゆる温泉の匂い。
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恐る恐るのぞいてみると、マグマのようにゴボッゴボッとどろどろの地面からガスが吹き上げている。
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再び、何もない大地をひた走る。
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また湖が見えてきた。
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右端はいわゆる天然露天風呂、観光客がしばし休憩している。この景色の中で露天風呂とは何とも贅沢だ。
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6000m級の山々を横目に、ひた走る。
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鮮やかなエメラルドグリーンが目に飛び込んできた。もう一つの天空の湖Laguna Verde (Green Lake)「緑の湖」だ。
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底抜けに青い空、茶色い山とのコントラストが本当に美しい。
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アンデスの山々を見渡す景色は本当に贅沢だ。
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バスの残骸も何故か絵になってしまう。こんなところをバスが走っていたのか?走れるのか?
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アンデスの山々を見渡しながら、オフロードを突き進む。
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ボリビアとチリの国境、ボリビア側のイミグレーションだ。何とも素朴な小屋なのだが、ちゃんと常駐の職員がいて、パスポートにスタンプを押してもらった。
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夕日で地面が輝きだした。
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もうすぐチリのアタカマだ。
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アタカマ近くの国境からチリに入国し、アタカマ経由でカラマには夜8時に帰着した。我々が今まで体験した旅行で最も苛酷な36時間であったかも知れないが、満足度200%の絶景であった。

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第176回 9年ぶりのペルー・ボリビア弾丸ツアー その1:まずはクスコへ

本当に久しぶりの更新だ、『ドクトル・イトウの地球の果てまで』もとうとう10年目に突入。これは我ながら凄いことだと思う。
院長は2006年からの4年間を、ペルーのリマにある日本大使館に医務官として在勤した。すでに中南米編でペルーやボリビアの街の様子や絶景を紹介してきたが、今回は9年ぶりにペルーとボリビアを訪れた。
ある時、大学時代の友人から『マチュピチュを見てみたいなあ』と言われ、『ほんなら行こか!』とツアコン役を買って出て、2019年5月の大型連休を利用した全9日間の日程で、ペルー、ボリビアの絶景を見て回り、最後にリマでゴルフをして帰るという、50歳半ばを過ぎたおっさんには、かなりきつい行程の弾丸ツアーを決行した。
9年前には、マチュピチュとウユニ塩湖を9日間で回ることは不可能だったが、クスコから直接ボリビアの首都ラパスに飛べるようになったこと、ウユニに空港ができて、ラパスから飛行機で行けるようになったことで可能となり、最近は両方を組み込んだツアーが増えている。ただしかなりきついので、院長が見どころだけを凝縮してツアーを組み直し、まだ行けてなかった『マラスの塩田』やウユニ塩湖では日の出と日没、星空ツアーも満喫した。

日本を土曜日午後に出発し、ロサンゼルス経由でほぼ丸一日かけて深夜0時にリマに到着、空港に隣接するホテルで仮眠を取り、翌朝、クスコへ移動し、早速、数時間でクスコの市内観光。いきなり標高3400mの世界だ。
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到着した日はアルマス広場で大きなパレードが行われていた。
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走っている車は9年前より少しマシにはなっていたが、旧市街の様子は昔と一緒。
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定番の『12角の石』。一見、何が凄いの??という感じなのだが。。インカ帝国には鉄が無かった。つまり鉄を使わずに石を切り、12角も合わせて、カミソリの歯一枚通らないといわれるぐらい、隙間なく積み上げているということが凄いのだ。
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これは以前にも紹介したが、単なる黄色い車ではない。現金輸送車だ。馬鹿げているようだが、武装集団に襲われても、爆弾を仕掛けられても大丈夫なように、装甲車のような構造で、扉がない。観光客には実感しづらいが、これがペルーの現実なのだ。
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これも観光業の地元のみなさん。
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ここも定番、コリカンチャ(太陽の神殿)の中庭。侵略者スペイン人が略奪した黄金の多くが、ここコリカンチャから持ち出されたそうだ。
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コリカンチャの回廊、当時は黄金で覆われていたそうだ。
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重厚感のある建造物だ。
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時間節約のため、昼ごはんは車中でお弁当にして、マチュピチュ行きの列車に乗り込むオリャンタイタンボ へ向けて車で移動。『聖なる谷』、アンデスの絶景を眺めながら、『ピサックの市場』が見えてきた。
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街を知るには市場を見ればいいとよく言われるが、アンデスの市場『ピサックの市場』の様子。ペルーはじゃがいもの原産国で、その種類は数百あると言われている。
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市場の様子は9年前と何ら変わらない。
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かまどでパンやエンパナーダ(パイ)を焼くお店も昔と変わらない。
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これがクイというモルモットの仲間。アンデス地方では食用で、精力のつく「ごちそう」なのだ。
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こんな姿(丸焼き)で売られている。院長はこのクイを何度も食べた。見る姿にひいてしまうのだが、味は結構美味しい。

第177回 9年ぶりのペルー・ボリビア弾丸ツアー その2:マラスの塩田

今回、久しぶりにペルーを訪れるにあたり、是非行ってみたかった所の一つが、「マラスの塩田」だ。ペルー在勤中に、仕事や旅行でクスコには何度も来ていたのだが、何故か今まで行く機会がなかった。「マラスの塩田」はクスコから車で1時間半、ピサックの市場を経由して、マチュピチュ行きの列車に乗り込むオリャンタイタンボへ向かう途中で立ち寄ることができる。
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美しく素朴なアンデスの絶景を見ながら進んでいく。
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"聖なる谷"と呼ばれるウルバンバ渓谷に突如、白い「マラスの塩田」が現れた。何でこんな所に、ここだけ?という感じだ。
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アンデネス(アンデスの段々畑)の様に、白い塩田が広がる。
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塩にまつわる景色は色々見てきたが、今までに見たことのない光景だ。
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塩田の仕組みの説明を聞きながら、畦道を進んでいく。
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この地域には高濃度の塩水が湧き出ており、インカ帝国以前の約600年前から製塩が行われていたらしい。
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いわゆる用水路を通して、塩水が塩田に送り込まれ、これを天日で乾燥させる。今も昔と変わらない製法で塩が作られているらしい。水路の開閉は石ころで。。。確かに昔と変わらないようだ。
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我々が訪れた5月初旬はまだ乾期が始まったばかり、これからもっと白くなっていくんだろう。
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標高3200メートルに広がる塩田の光景は圧巻だ。
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売店では、ちゃんとお土産の塩を売っている。

第178回 9年ぶりのペルー・ボリビア弾丸ツアー その3:いざマチュピチュ村へ

マラスの塩田から陸路でオリャンタイタンボへ移動。
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ここからマチュピチュの麓の村、アグアスカリエンテス行きの列車に乗り込む。以前はペルーレイルしか無かったが、今はインカレイルと2社が運行している。今回はインカレイルに乗り込む。
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車内はこんな感じで、窓を大きくとってある。ペルーレイルのビスタドームとあまり変わらない。
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マチュピチュ目指して、ウルバンバ川に沿って渓谷を走っていく。夕暮れ時には夕焼けに燃えるような景色が楽しめる。
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2時間半ほどでマチュピチュ村と呼ばれている、アグアスカリエンテスに到着。ちなみにアグアスカリエンテスとは「熱い水=温泉」という意味で、村には温水プールのような温泉がある。今回の宿はINKATERRA MACHUPICCHU、コテージタイプの素敵なホテルだ。
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今回の旅で初めてのまともな夕食。ここに来たら、ビールは「クスケーニャ」。ボトルにマチュピチュがデザインされている。
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コースのメインは「クイ」を選択。
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前々回にも紹介したが、「クイ」とはモルモットの仲間。
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丸焼きとか開きのオーブン焼きが一般的なのだが、流石にホテルでは上品に調理される。味は美味。

第179回 9年ぶりのペルー・ボリビア弾丸ツアー その4:朝のマチュピチュ

これからマチュピチュを訪れる方へ、これだけは絶対参考にしてほしい情報。マチュピチュは早朝と午後とではその見え方がかなり違ってくる。また、山の天候は不安定で、朝が雨で午後から晴れるということも多い。この「雨のマチュピチュ」というのも幻想的で「天空の城ラピュタ」そのもので本当にすばらしい。でもそれだけではやっぱりもったいなく、晴れたマチュピチュは必ず見なくてはならない。クスコから日帰りのマチュピチュツアーだと、午前後半のマチュピチュのみしか見られない。もしそれが雨だったら、晴れたマチュピチュは見ることができず仕舞いで帰らなくてはならない。
そういうことで、マチュピチュ観光では必ず、マチュピチュ村に一泊して、早朝と午後の2回マチュピチュを見てほしい。以前は1枚の入場券で何度も出入りできたのだが、今は1枚の入場券で4時間の滞在時間という制限が設けられるようになってしまった。そこだけは贅沢して早朝と午後の2枚の入場券を購入してほしい。
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朝一番にマチュピチュへのバスのりばへ向かう。もうかなりの列が出来ている。
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出遅れた様相だったが、我々はプライベートガイドを頼んでいたので、ごぼう抜きでバスに乗ることが出来た。
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マチュピチュの入り口、世界中からの観光客でごった返す。懐かしい!、自分にとっては3度目のマチュピチュ。
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アメリカの探検家ハイラム ビンガムが1911年にマチュピチュを発見したプレート。
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マチュピチュが見えてきた。
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最初に見えるマチュピチュの全景。これには流石に息を呑む。
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リャマとマチュピチュ。
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この日は晴天。少し朝霧がある方が雰囲気が出るのだが。。。
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マチュピチュがインディアンの顔に見える角度。左の小山(マチュピチュ)が顎、右の高い山(ワイナピチュ)は鼻、
そして右端が眼で、インディアンの横顔に見える。
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朝のマチュピチュは雲の様子がまた面白い。
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コンドルが飛んできた。
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左下の渓谷には、マチュピチュ村へ向かう列車(インカレイル)が走っている。
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少しずつ下っていってマチュピチュを眺める。左下が太陽の門。
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子リャマとマチュピチュ。
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遺跡の入り口、太陽の門。
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マチュピチュの農業セクターであるアンデネス(段々畑)。
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整然と並んでいて、この景色も美しい。
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アンデネスにリャマがよく似合う。
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遺跡の中の様子。
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腰掛けて、ぼーっと眺める。雲がきれいだ。
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朝日とリャマ。
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ワイナピチュの登山口。これから登る人たちでごった返している。我々はパス。

第180回 9年ぶりのペルー・ボリビア弾丸ツアー その5:昼のマチュピチュ

一旦遺跡を出て、サンクチュアリ ロッジで早めの昼食を食べて、再度マチュピチュへ入場。
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早朝のマチュピチュは朝霧や朝日の加減でややぼやけた感じだが、午後はくっきりと見える。
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早朝の方が写真としては面白いのだが、やはり、くっきりと見えるマチュピチュも見ておきたい。
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思う存分写真を撮って、マチュピチュ観光は終了。
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マチュピチュ村(アグアスカリエンテス)へ戻る。線路に沿って、レストランや土産物屋が並ぶ。
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アグアスカリエンテスの街並み。奥が教会。
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建物のすぐ後ろに、山がそそり立つ。
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夕方発のインカレイルで、オリャンタイタンボへ向かう。
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帰りも夕暮れ時、夕日のきれいな光景が車窓から見られる。
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オリャンタイタンボに到着。青い列車はペルーレイル。
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外は真っ暗。ここから車でクスコへ戻る。

第181回 9年ぶりのペルー・ボリビア弾丸ツアー その6:クスコに戻って

午後9時にクスコに帰着。遅い夕食とライトアップされた夜のクスコを散策。
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インカの石組みの夜景が絵になる。
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南米の夜の街は治安に要注意なのは違いないのだが、クスコは観光都市で、表通りは比較的安全(油断はもちろん禁物)。
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夜のアルマス広場、ライトアップされたカテドラル。
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夜が明けて、早朝のアルマス広場。
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まだ人気も少なく、落ち着いた様子。
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カテドラル。
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ラ・コンパニーア・デ・ヘスス教会
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朝のクスコの街並み。
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石積みと空のコントラストが美しい。
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これからさらに高所にある、ボリビアの首都、ラパスへ向かう。

第182回 9年ぶりのペルー・ボリビア弾丸ツアー その7:天空の首都ラパスへ

さてさて、マチュピチュ観光を終えて、次の舞台、ボリビアへ移動する。
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今はクスコからリマに戻ることなく、直接ボリビアの首都、ラパスへ飛ぶことができるようになった。今回利用したのはアマゾナス航空でボリビアの航空会社。クスコーラパス間、ラパスーウユニ間のフライトは、ボリビアの航空会社を使用せざるを得なく、航空会社の信頼性が低いので、突然のフライトキャンセルや遅延などにハラハラドキドキ。
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予定通りクスコを立ち、無事にラパスに到着。ボリビアの首都ラパスは標高3600mで、世界一標高の高い首都として有名だ。ラパスはすり鉢状の地形をしていて、街はすり鉢の底、空港はすり鉢の縁にあって、さらに標高が高い。空港の名前は「EL ALTO」、日本語で「高い」という意味でそのままだ。
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空港からラパス市街へ向かう道路、空港が市街より高くにあることがわかる。
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展望ポイントからラパス市街を見下ろす。街のすぐ外は荒涼とした原野が広がっている。森林限界を超えているので、木々が生えないのだ。
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標高3600mに高層ビルが林立する都市がある。まるで月面に都市が現れたようだ。
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街の中に入ると、そこは他の南米の街並みと同じで、標高3600mであることを忘れてしまう。アンデスの民族衣装を着た人たちもよく見かける。
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日本では見ることもなくなった、ボンネットのあるバス。レトロ感満開だが、こちらでは現役で走っている。
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街角の様子。ボリビアは「ウユニ塩湖」などの観光で有名にはなったが、南米では最貧国なのだ。
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ナースのような格好をした学生さん。
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物売りのおばちゃん。
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土産物屋が並ぶ通り。
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店内にはぎっしりと土産物が陳列されている。
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雰囲気のあるおばあちゃん。
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見所のあまりないラパスで、郊外にある定番の観光地、「月の谷」。
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木々のない、ガタガタの光景が、月面の様子に似ているという。その奥に見えるのがゴルフ場で、恐らく世界一標高の高いゴルフ場だろう。よく飛ぶのだろうか?
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スマホアプリの高度計を見ると、4000mを超えていた。そんな高度の地に、登山することもなく、普段着で観光している事に改めて感動した。バタバタと半日のラパス観光を終えて、そのまま空港へ向かう。いよいよウユニへ発つ。

第183回 9年ぶりのペルー・ボリビア弾丸ツアー その8:ウユニの星空

ラパスを午後7時に発って、1時間ほどでウユニへ到着。現地はもう真っ暗だった。
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今回のホテルはクリスタル・サマーニャ、現在ウユニに3件ある、いわゆる塩のホテルの一つだ。
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基本的に塩のブロックでできていて、イスやテーブル、ベッドなども塩でできている。
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壁も塩のレンガでできていて、床にも塩が敷き詰めてある。
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ソファーやテーブルも塩でできている。
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部屋の様子はこんな感じで、必要な物は最低限そろっていて、意外と快適に過ごせる。遅めの夕食を済ませて、早速、星空ツアーに出かけた。5月は乾期の始まりで、もう水溜まりが少ないのだが、ドライバーに頼んで、水の残っている場所に行ってもらった。
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車の外に出てみると、もう絶句!。
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天の川がはっきりと見える。
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塩湖にまだ水が残っている場所なので、塩湖の表面にも星が映り、360度全面に星が広がる。
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これだけたくさんの星を見たのは生まれて初めてだ。
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星空を見ると言うよりも、星空の中に立つという感じだ。
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この時期のウユニの夜は結構冷える。氷点下を想定したような防寒着で望んだが、それでちょうど良かった。
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本当に自然のプラネタリウムだ。
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星空を見るにも色々条件が必要であると言うことがわかった。もちろん晴れて雲が少ないことが一番なのだが、月の影響も大きく、満月だと明るくて星が見えづらい。我々が行った日は偶然にも新月に近い日で、星がよく見えた。
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もちろん見えているのは太陽のような恒星だけで、その周りには地球や火星のような惑星があるわけで、そうかんがえると、とてつもない数の星が存在するわけで、まさに天文学的数字とはこのことなんだと。。
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たった数十分だがインターバル撮影をしてみた。
弾丸ツアーはまだまだ続く。ホテルへ戻ってしばし休息を取り、早朝からのサンライズツアーに備える。

第184回 9年ぶりのペルー・ボリビア弾丸ツアー その9:ウユニのサンライズ

早朝に再び防寒着に着替えて、サンライズツアーに出発。睡眠時間も短いので、疲れはそろそろマックスだ。
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ふたたび、水が残っている場所へ。
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ウユニ塩湖は四国の半分ほどの大きさがある。5月は乾期の始まりだが、まだ水が残っている場所がある。
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塩湖の表面の水が鏡となって空を映すため、地平線で対称になり、どこまでが空かがわからなくなる。
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空がだんだん明るくなってきた。しばし日の出を待つ。
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同じホワイトバランスで撮っているのだが、
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空の色が見事に変わってく。
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そろそろ夜明け。
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雲が湖面に映って美しい。
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地平線が輝きだした。
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何とも幻想的な光景だ。
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少し太陽が見えてきた。
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院長は三脚2台を駆使して、必死で撮影していたのだが。。
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肝心の瞬間になって、突然風が出てきた。湖面が風で波立つと、鏡でなくなってしまう。
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ご来光!!
ホテルに戻って朝食を食べ、今度は日中の白い世界へ。

第185回 9年ぶりのペルー・ボリビア弾丸ツアー その10:ウユニの白い世界

朝食を摂り、しばし休憩して、今度は日中のウユニ塩湖ツアーへ出発
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ランドクルーザーの上に、イスやテーブルを積んで、塩湖の中を爆走する。
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延々と白い世界と青空が続く。乾期のウユニ塩湖だ。
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四国の半分もある大きさの塩湖に目標物などほとんど無く、いったい何処を走っているのか何故わかるのだろう?
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塩湖の表面は塩の結晶で、蜂の巣のように、なぜか六角形の模様ができる。
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水が残っている場所にやって来た。
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塩湖は一変して、水鏡になる。
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何やら衣装を着て、パフォーマンスをしている集団がいる。
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どうやら結婚式の写真を撮っているようだ。正装の下は長靴(笑)。
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同行してられる友人達が色とりどりの衣装でパフォーマンス。
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以前は集めた塩で作られた小山が小さなピラミッドのようで美しかったのだが、今はあまりない様子。
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これが元祖塩のホテル「プラヤ・ブランカ」。塩湖内の唯一のホテルで、元々は「塩のホテル」というとこの建物を指したが、下水が無く、環境問題等で、今はホテルとしては営業せずに、休憩所のようになっている。
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「プラヤ・ブランカ」の前に、世界各国の国旗がたなびく風景は有名だ。
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ウユニ塩湖に浮かぶ島「インカワシ」に到着。乾期には「島」というよりも「小山」の様なのだが。。
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どのツアーも必ず立ち寄る場所で、
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トイレが有りドライブインのようになっている。もちろん店など無いのだが。
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驚いたのが、定期運行しているバスがあるということ。地元の人たちが使うバス路線なのだそうだ。
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この島、サボテンで有名なのだが、なんと珊瑚でできている。
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つまり標高3700mのこの地が、海の底にあった証拠でもある。地殻変動で海がせり上がって、残った海水が塩湖になったのだから、当然と言えば、当然なのだが。。自然の凄さを再認識した。
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たいした高さでは無いのだが、この小山を上るのは結構大変。さすがに空気が薄い。
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パルスオキシメーターを持参して、時々測定していたが、酸素飽和度82%なんて、通常ではすぐに酸素吸入!の世界だ。

第186回 9年ぶりのペルー・ボリビア弾丸ツアー その11:ウユニのサンセット

ウユニ観光も終盤戦、午後8時のフライトでラパスに戻る。それまでの時間、ギリギリまでウユニのサンセットを楽しむ。
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何処の景色でも、日の出と日没時は美しい。
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夕暮れが近づいてきたので、水のある場所に戻ってきた。
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ガイドさんがボリビア産のワインとスナックを用意してくれて、一杯やりながら夕暮れ時を楽しむ。
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ウユニでは、星空-朝日-昼-日没と丸一日を観光した。
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ウユニの〆に、サンセット。
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何とも美しい。
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日が沈むにつれ、空と雲の色が変わっていく。
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静かな時間が流れていく。
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水鏡も澄んで綺麗だ。あちこちでサンセットを楽しんでいる。
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結婚カップルの一行も撮影をしていた。
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逆光で光と影の光景も美しい。
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皆、何かパフォーマンス写真を撮っているようだ。
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塩湖と空と雲の素朴な景色、
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刻々と変わる、色の変化を楽しむ。
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自分はこういう風景が好きだ。
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名残惜しいが、そろそろおしまい。
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塩湖を後にして、急ぎ空港へ向かう。
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アマゾナス航空のラパスへのフライトは、無事に定刻に出発してくれた。

第187回 9年ぶりのペルー・ボリビア弾丸ツアー その12:リマへ戻って。

ウユニから夜にラパスにもどって一泊し、翌朝のフライトでペルーのリマに戻る。
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リマの空港に戻ってきた。初日の到着時は深夜だったので、始めて到着した感じだ。9年前と空港はそんなに変わっていないし、空港周辺の空気感も以前と何も変わっていない。
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喧噪の街の様子はあまり変わりない。プロパンガスのボンベをバイクに積んで走る人。事故に遭ったらどうなるのか?自爆テロのようなバイクだが、これがペルー。
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信号待ちでのパフォーマンス。赤になるといきなり出てきて、ジャグリングを始める。絶妙のタイミングで終了し、車の窓越しにチップを集める。ジャグリングがミスって長引くと、チップを貰う暇が無くなり終了。ペルーらしい懐かしく感じる光景だ。
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ペルーというと、すぐに高地をイメージされるのだが、リマは平地で海岸がある。
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ここはミラフローレス地区という、海岸沿いに広がる高級住宅街。夏に来ると、リゾート地のような雰囲気でここに住みたくなるのだが、1年の半分は海岸線から押し寄せる雲のような霧に包まれた街となる。
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南米で一番旨いと言われるペルー料理を楽しむ。ペルー人は貧困層から金持ちまで、皆、食事にはうるさい。ペルーの食文化の歴史は面白く、契約奴隷として中国人が入ったことで、米食文化が入り、日本人移民が生魚を食べる文化を持ち込み、それらが融合して、面白いフージョン料理を生み出した。間違いなく日本人の口に合う。
写真は代表的なペルー料理、右が「セビッチェ」で、魚介のマリネだ。ペルー独特の酸味の強いレモンが決め手となる。使われる魚はヒラメやメロ(クエの一種)で、日本では高級魚だ。ちなみに院長の学友はリマに滞在中、ずっと「セビッチェ」を食べ続けていた。真ん中が「アローシュ・コン・マリスコス」で魚介のパエリアの様な食べ物。院長の大好物だ。左が「チチャロン」で魚介や鶏肉の唐揚げだ。いわゆるチャーハン(焼飯)も庶民のペルー料理で「チャウファ」と呼ばれる。日本の焼飯とそっくりで、ペルー中、何処でも食べられるので、旅行中、日本食が恋しくなった時に助かる。
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院長が好きだったビール、「ピルセン」を久しぶりに楽しんだ。
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翌日はペルー時代の友人達も含めて、朝からゴルフに向かった。ペルーに住んでいた時に会員になっていたゴルフ場、「ラ・プラニシエ」。
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中は少し改装されてはいたが、雰囲気は昔と同じ。ペルー人は週末に家族でやって来て、父親はゴルフ、母親はテニスやエクササイズ、子供はプール遊びを楽しみ、食事をして帰るというのが、お金持ちのペルー人のスタイル。
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リマ独特の荒涼とした岩山を背景にしたゴルフ場。
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各自にキャディーがついてくれる。
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スコアは散々だったが、目的であったペルーでのゴルフも達成できた。
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午後から土産物屋を巡り、深夜リマを発ち、帰路についた。高地が続くので、体力的にも厳しく、まさしく弾丸ツアーであったが、特にトラブルも無く無事に終えることができた。さすがに60過ぎたらしんどいかな。。。

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