院長のコラム | 2013年5月

“ドクトル・イトウの地球の果てまで“ 世界60ヶ国以上を訪れた、院長のちょっと変わった見聞録

第75回 ペルーのスイス・ワラス4(ペルー):チャビン・デ・ワンタル遺跡

今回は、ワラスからのもう一つの観光スポット、世界文化遺産にも登録されている、チャビン・デ・ワンタル遺跡へ向かう。この遺跡は、標高3200mにある神殿遺跡で、紀元前1500年から300年頃に栄えた古代アンデス文明のチャビン文化の遺跡だ。
Chavin_012.jpg
遺跡に向かう途中で立ち寄った、ケロコチャ湖(Lag. Querococha)、なんと標高3980mと富士山よりも高い。
Chavin_013.jpg
標高4000mから望む山々は、もちろん5000〜6000mクラスの山々。湖の水は澄んでいて、幻想的な雰囲気だ。
Chavin_018.jpg
おんぼろバスに揺られて、チャビンの村に到着した。
Chavin_019.jpg
アンデスの田舎そのものという素朴な風景。
Chavin_017.jpg
これは、村の薬屋さん。どこにでもある、よろずやといった感じだ。
Chavin_001.jpg
遺跡にはいると、博物館のようになっており、数々の出土品が展示されてあり、これが結構興味深い。これは動物を模ったレリーフ。
Chavin_002.jpg
これは「カベッサ・クラバ」、直訳すると「頭の釘」。この遺跡の代表的な出土品だ。
Chavin_003.jpg
これは遺跡のミニチュアモデル。左上の壁を見てみると。
Chavin_026.jpg
この「カベッサ・クラバ」が壁に突き刺してある。
Chavin_025.jpg
実際にはこんな感じだ。
Chavin_005.jpg
ここは遺跡の広場。
Chavin_008.jpg
このあたりは何か生活感を感じる。
Chavin_022.jpg
このチャビン・デ・ワンタル遺跡は地下回廊があることで有名で、地下に「ランソン」と呼ばれる巨大な石塔の主神体がある(高さ約4.5m)。このあたりから地下に入っていく。
Chavin_024b.jpg
こんな感じで地下に回廊が張り巡らされている。1996年の在ペルー日本国大使公邸がテロリストに占拠された事件で、当時のフジモリ大統領が、地下道を掘って武力突入した作戦名を「チャビンデワンタル作戦」としたことでも有名だ。
Chavin_023.jpg
この向こうに「ランソン」がある。
Chavin_030.jpg
遺跡周辺の風景。のんびりとロバが橋を渡っている。
Chavin_029.jpg
橋の袂では、村のお母さん達が、洗濯をしていた。

次回からはがらりと変わって、ペルーのアマゾン・ジャングルを紹介する。

よかったらポチッと押していって下さい。
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

第76回 アマゾンのジャングルへ1(ペルー):プエルト・マルドナード

ペルーというと「高地」というイメージが強いが、実際には3つの気候帯がある。首都のリマがある海岸部は砂漠地帯、アンデスの高山地帯、そしてアマゾンの熱帯雨林と、一つの国土に様々な気候帯が存在する。
今回は、アマゾンの熱帯雨林ジャングルを紹介する。アマゾン川は世界最大の流域面積を持つ川で、多くの支流があり、北はコロンビア、エクアドルからペルー、ボリビア、ブラジルを流れる。
PMaldo001.jpg
飛行機の窓から、雪を被ったアンデスの山々を眺めていたら。
PMaldo006.jpg
景色が一転して、眼下に緑のジャングルが広がってきた。
PMaldo008.jpg
蛇行しながら流れているのが、アマゾン川だ。
PMaldo012.jpg
流れは緩やかで、独特の色をしている。
PMaldo013.jpg
アマゾン・エコツアーの玄関口、プエルト・マルドナードに到着した。高山地帯にあるインカ帝国の都クスコから、空路30分程度で、熱帯雨林ジャングルに来てしまう。何とも不思議な感覚だ。
PMaldo017.jpg
車にエアコンなど求めてはいけないこの地域では、風を切って走る、このモトタクシーが住民の足だ、
PMaldo018.jpg
HONDAのマークが何とも怪しい。
PMaldo020.jpg
ファンキーにペイントされたボンネットバスも、現役で活躍している。
PMaldo025.jpg
村の桟橋から、小型ボートに乗って、ジャングルの中にあるロッジへ向かう。
PMaldo200.jpg
ボートから眺める空の景色が、高地とは全く違う。乾いた青ではなく、夏の青だ。
PMaldo237.jpg
今回宿泊したフランス人が経営しているロッジ「Lodge Corto Maltes Amazonia」。寝室には蚊帳が張られている。
室内はなかなか快適だ。
PMaldo030.jpg
部屋のバルコニーにあるハンモックで昼寝。
PMaldo031.jpg
何気にオウムがやって来る。
PMaldo127.jpg
シロムネオオハシにも気軽に出会える。
PMaldo079.jpg
ロッジ内にいるシロムネオオハシは人懐っこい。
PMaldo067.jpg
もちろんタランチュラもいる。
PMaldo181.jpg
そうこうしているうちに日が暮れてきた。
PMaldo033.jpg
アマゾンの夕暮れはすごく絵になる。
PMaldo064.jpg
夜中のボートサファリ。きらりと光った眼は小型ワニのカイマンだ。

よかったらポチッと押していって下さい。
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

第77回 アマゾンのジャングルへ2(ペルー):プエルト・マルドナード

アマゾン・エコツアーの2日目。早朝から歩いてジャングルの中に入っていく。
PMaldo042.jpg
エコーツアーには、必ず専属のガイドがついて、ジャングルの動植物の生態系について解説をしてくれる。
PMaldo044.jpg
今回は乾期に訪れた。雨期は緑が鮮やかでより美しいが、地面がぬかるんで大変らしい。
PMaldo121.jpg
朝の目的は、インコの見物。もの凄い数のインコが土の壁に集まり、土をかじっている。
PMaldo119.jpg
土に含まれている塩分を摂るためで、土のミネラルはジャングルの貴重な塩分源なのだ。一斉に飛び立っては集まりを繰り返し、中々のエンターテインメントだ。
PMaldo098.jpg
ロッジに戻って、今度は船でアマゾンを進み、ジャングルに入っていく。
PMaldo137.jpg
鳥や獣の鳴き声があちこちから聞こえる中、船は静かに奥に入っていく。
PMaldo097.jpg
あまり見たことのない果実を発見。
PMaldo196.jpg
これはスターフルーツだ。輪切りにすると星の形をしている。
PMaldo129.jpg
このジャングルには、色んな種類の猿が生息している。
PMaldo087.jpg
アマゾンの支流を進んでいく。
PMaldo191.jpg
途中、何やら作業をしている人達を発見。近づいてみると。
PMaldo094.jpg
これは川の泥から砂金を採る作業らしい。
PMaldo093.jpg
泥をくみ上げて、ビニールシートでふるいにかけるといった、きわめて原始的な方法で砂金を集めている。
砂金集めはこの地域の大事な産業なのだ。
PMaldo189.jpg
漁をしている人を発見。
PMaldo190.jpg
網には大きな魚がかかっていた。見せてもらったお礼にガイドさんが、手巻きたばこを1本プレゼントしていた。

よかったらポチッと押していって下さい。
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

月別アーカイブ

最新の写真

  • PMaldo257.jpg
  • PMaldo258.jpg
  • PMaldo255.jpg
  • PMaldo252.jpg
  • PMaldo242.jpg
  • PMaldo249.jpg
  • PMaldo247.jpg
  • PMaldo241.jpg
  • PMaldo228.jpg

写真一覧へ