院長のコラム | 2012年11月

“ドクトル・イトウの地球の果てまで“ 世界60ヶ国以上を訪れた、院長のちょっと変わった見聞録

第58回 アタカマからウユニ塩湖へ3(チリ・ボリビア):ウユニ塩湖を目指して

さあ、ウユニ塩湖へ向けて出発だ。今回のルートは第56回の地図でも紹介したように、アタカマからチリ側をずっと北上し、ウユニ塩湖近くの国境でボリビアに入る。帰りは逆にボリビア側を南下し、アタカマ近くの国境からチリに戻ってくる。
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4月29日午前5時、まだ夜明け前の暗闇の中、借り上げた4WDに乗って、アタカマを出発した。
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日が昇ると、何ともすごい景色が広がっていた。
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今回の行程はずっと標高3000m以上で、途中最高5000mの地点を走り抜ける。
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当然の事ながら、この高さは森林が成育する限界を超えていて、見渡す限り樹木というものがない。緑が無い世界だが、日を浴びて茶色と黄色に輝いて美しい。
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近づいてみると、土と岩の世界。
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これが今回借り上げた車、三菱の5人乗りピックアップ4WDだ。おんぼろランクルを想像していたが、きれいな車だった。
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遠くに何やら動物を発見!
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ビクーニャだ。アルパカやリャマの親戚で、ラクダ科の動物。ビクーニャの毛織物は超高級だ。
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アタカマを出発して6時間、ボリビアとの国境に着いた。
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何とも殺風景な景色だが、空の青さが本当にきれいだ。
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ここは国境の駅なのか、たくさんの車両が止まっていた。
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止まっているのか、捨てられているのか、駅なのか、列車の墓場なのか。
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これが国境。向こうはボリビアだ。
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この辺りは、見渡す限りの地面が鉱物資源そのものだ、こういった景色は見たことがない。
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塩湖のように美しくはないが、鉱物で出来た湖だ。
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途中、トイレ休憩に立ち寄った村。このあたりは標高4000mを超えている、空の青さに吸い込まれそうになる。
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素朴で質素な村の様子。
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この民家でトイレを借りた。ソーラーパネルがあって驚いた。
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看板には、「ここ! ビール、ワイン、ラム酒、コーラ。。。」酒場なのか酒屋なのか、これほどの場末は無いだろう。
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村の教会とお墓。
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ここにもビクーニャがいた。
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なんかすごい景色が見えてきた。今までに見たことのない、不思議な感覚をおぼえる。
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とうとう到着、白い海のように広がる景色はウユニ塩湖だ!

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第59回 アタカマからウユニ塩湖へ4(チリ・ボリビア):白い世界・乾期のウユニ塩湖

自分が見てきた色んな景色の中で、「白い世界」という表現が似合うのは、トルコのパムッカレとこのウユニ塩湖だ。
ウユニ塩湖には2つの顔がある。一つは乾期の白く干上がった広大な白い世界、もう一つは真っ白な地面の上に水が張り、鏡となって空を写す雨期の姿だ。自分は雨期の姿が何としても見たかったのだが、雨期は道がぬかるんで、今回のルートからのアプローチは困難になると言う。何としても雨期の姿が見たかった自分は、雨季と乾季の両方の姿が見られる、乾期の始まりに行くことにした。これが大正解だった。
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まずは乾期のウユニ塩湖から。塩の結晶が地表にも模様を作る。
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この広大な白い世界が、四国の半分の面積で広がっている。全く想像できない。
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ただ、ただ、白い大地が広がる。
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白い大地は、白いサーキットにもなる。この大地の上をランクルが猛烈なスピードで爆走する。
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地表にはサッカーボールのような模様が出来ている。
uyuni1156.jpgのサムネール画像
近づいてみてみると。
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塩の結晶が自然に作り出した模様、何とも不思議な世界だ。
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皆、車を止めて、暫し不思議な空間を楽しむ。
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塩湖の上はほとんど何もない世界なので、大きさや遠近感がわからなくなってしまう。
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こんな写真をみんな楽しんで撮っていた。
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そんなウユニ塩湖で数少ない目標物が、このインカワシ島。
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この島を目標に、皆、ウユニ塩湖を走り抜けてくる。
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ちょっとした、ドライブのサービスエリアのような感じだ。
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この島には面白いサボテンが生えている。ムーミン谷のニョロニョロのようなサボテンだ。
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ウユニツアー定番の4WDランクル。通常は7人乗りで、車の上に荷物とプロパンのボンベを積んでいて、ドライバーや同乗のコックが、料理をしながらツアーを進めていく。
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これが塩湖の上に立つ、塩で出来た「塩のホテル」。
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これはあくまで見物用のホテルと考えた方がよい。恐らく下水もお湯もないだろう。自分たちの泊まる塩のホテル(Luna Salada)が出来るまでは、塩のホテルとして有名であった。
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イスやテーブルも塩で出来ている。
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ホテルの前に各国の国旗がたなびいていた。もちろん日の丸もあった。
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塩の採掘場だ。塩の山がピラミッドのように、整然とならんでいる。
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これがまたいい景色になる。
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自分も採掘してみようかと。。。
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日の当たり具合によって、景色が変わる。
次回は、雨期の塩湖を紹介する。

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第60回 アタカマからウユニ塩湖へ5(チリ・ボリビア):天空を走る・雨期のウユニ塩湖

乾期の白い世界も素晴らしいが、雨期のウユニ塩湖が見たかった。地面に空が映り、空を車で走るような気分になるという、この時期はまだ乾期の始まりで、塩湖の一部に水の張った部分が残っているらしい。早々ドライバーに探してもらった。
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確かに水の張った部分が残っていた。
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地面が鏡のようになる。塩の山もきれいに対称にに映る。
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まさに鏡の上の車。
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塩湖を走りまくって、塩だらけになっている。
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地面が鏡になって空を写す。
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この景色が見たかった。息をのむ幻想的な風景だ。
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確かに、雲の上に立っているような気分になる。
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雨期には塩湖全体がこういう風景になり、この景色の中を4WDで爆走する。まさに雲の上を走る。
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次回は、自分たちが泊まった、塩で出来たホテルを紹介する。

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