大阪 城東区の内科、循環器内科クリニック。循環器疾患、生活習慣病の管理、花粉症などアレルギー疾患、禁煙外来対応。
“ドクトル・イトウの地球の果てまで“ 世界60ヶ国以上を訪れた、院長のちょっと変わった見聞録
さあ、ウユニ塩湖へ向けて出発だ。今回のルートは第56回の地図でも紹介したように、アタカマからチリ側をずっと北上し、ウユニ塩湖近くの国境でボリビアに入る。帰りは逆にボリビア側を南下し、アタカマ近くの国境からチリに戻ってくる。
4月29日午前5時、まだ夜明け前の暗闇の中、借り上げた4WDに乗って、アタカマを出発した。
日が昇ると、何ともすごい景色が広がっていた。
今回の行程はずっと標高3000m以上で、途中最高5000mの地点を走り抜ける。
当然の事ながら、この高さは森林が成育する限界を超えていて、見渡す限り樹木というものがない。緑が無い世界だが、日を浴びて茶色と黄色に輝いて美しい。
近づいてみると、土と岩の世界。
これが今回借り上げた車、三菱の5人乗りピックアップ4WDだ。おんぼろランクルを想像していたが、きれいな車だった。
遠くに何やら動物を発見!
ビクーニャだ。アルパカやリャマの親戚で、ラクダ科の動物。ビクーニャの毛織物は超高級だ。
アタカマを出発して6時間、ボリビアとの国境に着いた。
何とも殺風景な景色だが、空の青さが本当にきれいだ。
ここは国境の駅なのか、たくさんの車両が止まっていた。
止まっているのか、捨てられているのか、駅なのか、列車の墓場なのか。
これが国境。向こうはボリビアだ。
この辺りは、見渡す限りの地面が鉱物資源そのものだ、こういった景色は見たことがない。
塩湖のように美しくはないが、鉱物で出来た湖だ。
途中、トイレ休憩に立ち寄った村。このあたりは標高4000mを超えている、空の青さに吸い込まれそうになる。
素朴で質素な村の様子。
この民家でトイレを借りた。ソーラーパネルがあって驚いた。
看板には、「ここ! ビール、ワイン、ラム酒、コーラ。。。」酒場なのか酒屋なのか、これほどの場末は無いだろう。
村の教会とお墓。
ここにもビクーニャがいた。
なんかすごい景色が見えてきた。今までに見たことのない、不思議な感覚をおぼえる。
とうとう到着、白い海のように広がる景色はウユニ塩湖だ!
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自分が見てきた色んな景色の中で、「白い世界」という表現が似合うのは、トルコのパムッカレとこのウユニ塩湖だ。
ウユニ塩湖には2つの顔がある。一つは乾期の白く干上がった広大な白い世界、もう一つは真っ白な地面の上に水が張り、鏡となって空を写す雨期の姿だ。自分は雨期の姿が何としても見たかったのだが、雨期は道がぬかるんで、今回のルートからのアプローチは困難になると言う。何としても雨期の姿が見たかった自分は、雨季と乾季の両方の姿が見られる、乾期の始まりに行くことにした。これが大正解だった。
まずは乾期のウユニ塩湖から。塩の結晶が地表にも模様を作る。
この広大な白い世界が、四国の半分の面積で広がっている。全く想像できない。
ただ、ただ、白い大地が広がる。
白い大地は、白いサーキットにもなる。この大地の上をランクルが猛烈なスピードで爆走する。
地表にはサッカーボールのような模様が出来ている。
近づいてみてみると。
塩の結晶が自然に作り出した模様、何とも不思議な世界だ。
皆、車を止めて、暫し不思議な空間を楽しむ。
塩湖の上はほとんど何もない世界なので、大きさや遠近感がわからなくなってしまう。
こんな写真をみんな楽しんで撮っていた。
そんなウユニ塩湖で数少ない目標物が、このインカワシ島。
この島を目標に、皆、ウユニ塩湖を走り抜けてくる。
ちょっとした、ドライブのサービスエリアのような感じだ。
この島には面白いサボテンが生えている。ムーミン谷のニョロニョロのようなサボテンだ。
ウユニツアー定番の4WDランクル。通常は7人乗りで、車の上に荷物とプロパンのボンベを積んでいて、ドライバーや同乗のコックが、料理をしながらツアーを進めていく。
これが塩湖の上に立つ、塩で出来た「塩のホテル」。
これはあくまで見物用のホテルと考えた方がよい。恐らく下水もお湯もないだろう。自分たちの泊まる塩のホテル(Luna Salada)が出来るまでは、塩のホテルとして有名であった。
イスやテーブルも塩で出来ている。
ホテルの前に各国の国旗がたなびいていた。もちろん日の丸もあった。
塩の採掘場だ。塩の山がピラミッドのように、整然とならんでいる。
これがまたいい景色になる。
自分も採掘してみようかと。。。
日の当たり具合によって、景色が変わる。
次回は、雨期の塩湖を紹介する。
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乾期の白い世界も素晴らしいが、雨期のウユニ塩湖が見たかった。地面に空が映り、空を車で走るような気分になるという、この時期はまだ乾期の始まりで、塩湖の一部に水の張った部分が残っているらしい。早々ドライバーに探してもらった。
確かに水の張った部分が残っていた。
地面が鏡のようになる。塩の山もきれいに対称にに映る。
まさに鏡の上の車。
塩湖を走りまくって、塩だらけになっている。
地面が鏡になって空を写す。
この景色が見たかった。息をのむ幻想的な風景だ。
確かに、雲の上に立っているような気分になる。
雨期には塩湖全体がこういう風景になり、この景色の中を4WDで爆走する。まさに雲の上を走る。
次回は、自分たちが泊まった、塩で出来たホテルを紹介する。
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