大阪 城東区の内科、循環器内科クリニック。循環器疾患、生活習慣病の管理、花粉症などアレルギー疾患、禁煙外来対応。
“ドクトル・イトウの地球の果てまで“ 世界60ヶ国以上を訪れた、院長のちょっと変わった見聞録
「ドクトル・イトウの地球の果てまで」はもう15年目に入った。
院長にとって、年中行事となってしまった冬の鶴居村、今年もやって来た。
早朝にタンチョウの寝ぐらを巡る。タンチョウは餌の少ない冬場、日中は給餌場に集まり、夕刻になると、それぞれの寝ぐらに戻っていく。凍らない川が、彼らの寝ぐらになる。
この日の釧路はマイナス15度、早朝の音羽橋はマイナス20度ぐらいかもしれない。天気が良く、いい感じに「ケアラシ」が見られた。
この「ケアラシ」の中のタンチョウを撮るために、世界中から写真好きが集まってくる。日の出前から場所取りをして、日の出を待つのだが、橋の上なのでとにかく寒い。また、川の整備をしたため、タンチョウの寝床が橋から年々遠くなっていっている。
しかも「ケアラシ」は気温や天候等の条件が揃わないと、なかなか見ることができない。
キタキツネを見つけた。冬のキタキツネは毛がフサフサしていて愛らしい。
雪原へ戻っていくキタキツネを追いかけていくと、
そこには、なんと二羽のタンチョウが。
もちろん、キタキツネはタンチョウを襲うこともあるようだが、
この日は、お互い警戒することもなく、通り過ぎていった。
エゾジカ、それも立派な角を持った、三頭のオスに遭遇。
エゾジカのオスは単独で行動するが多いので、これもまた珍しい。
給餌場(伊藤タンチョウサンクチュアリ)に戻って、ゆっくりタンチョウを観察。
この風景とタンチョウの鳴き声を聞くと、鶴居村に来たんだなあと再認識する。
頭を毛に埋めて、団子になったタンチョウ。
夕暮れ少し前から、タンチョウは給餌場から自分たちの寝床へ帰っていく、その飛んで行く姿を求めて、菊池牧場へ移動する。
地元の人によると、この日は飛行ルートを変えたらしく、あまり多く見ることはできなかった。
夕陽に羽を染めたタンチョウ。
アイスバブル。湖底から発生したメタンガスが凍って出来た現象。
今回、新しいエゾフクロウの祠へ案内してもらった。枝が邪魔で中々わかりにくいのだが、祠からちょっと顔を出している。
人の気配を感じてか、奥へ引っ込んでしまった。
静かにじーっと待っていると、
ひょっこりはんの様にこそっと顔を出してきた。
自分にとっては、初めてのポーズで、愛らしかった。
いつも通っている祠をのぞいてみると、空っぽ。諦めかけていたら、地元のカメラマンが来て何やら狙っている。
どうやら祠から出て、木の枝に止まっているらしい。教えてもらって望遠してみると、なんと二羽をゲット。
院長にとっては初めての、ペアのエゾフクロウ。写真では見たことはあったが、実際には中々見ることが出来ない。
いつもの祠には、いつものように居てくれた。前日は空だったそうだ。
この祠はすでに観光名所になってしまっているのだが、観察位置から祠までの距離がちょうどよく離れていて、枝も少なく、祠も大きいので、よく見える。ただこの祠は崩壊の危機で、地元の方が補強工事をしている。
森の守り神と言われるだけの貫禄がある。
じーっとしているのだが、時々面白い動きをする。