大阪 城東区の内科、循環器内科クリニック。循環器疾患、生活習慣病の管理、花粉症などアレルギー疾患、禁煙外来対応。
“ドクトル・イトウの地球の果てまで“ 世界60ヶ国以上を訪れた、院長のちょっと変わった見聞録
最終目的地のマラケシュへ到着。
19世紀後半に建てられたバヒア宮殿。
モロッコ建築の粋を集めた美しい装飾で知られている。
イスラム様式の豪華な装飾。
幾何学的芸術のモスク。
イスラム教の神殿には何もない。メッカの方向に向けた空洞があるだけ。でもここで指導者がコーランを読むと、空洞で反響されて、後方へ音が拡がる。非常に画期的な拡声器になっている。
マラケシュの中心、ジャマ・エル・フナ広場。夕暮れ時が美しい。
夕暮れ時になると、観光客や地元の民が大勢が集まってくる。
広場には多くの屋台が店を開き大盛況。中でもその場で作ってくれるフルーツジュースが絶品。
まさしく、喧騒の街だった。色んな文化が入り混じるモロッコ。うざい国とも言われているが、非常に親切でお節介な人々が印象的で、道で迷った院長に、皆が親切に道を教えてくれたり、そのお節介さに温かみを感じた。
アトラス山脈南部から続く歴史的な街道で、街道沿いには「カスバ」と呼ばれる城塞や要塞化された集落が点在する。
切り立った岩壁が続く絶景が広がるトドラ渓谷。
湧水の清流が流れ、地元の方々の憩いの場所でもある。
ここではロバも重要な労働力。
この地の有名ホテルだったそうだが、落石で潰れてしまった。
ロッククライミングで有名な場所だそうで、実際登っていた。
土漠の風景に、果実のカラフルさが映える。
世界遺産の「アイト・ベン・ハッドゥ」。
日干しレンガで作られた要塞都市。
今でも数家族が実際に暮らしている。
「グラディエーター」や「スターウォーズ」のロケ地としても有名だ。
アトラス山脈の高地を走り抜け、マラケシュを目指す。
殺伐とした山岳部を抜けて、今回のメインの目的地、サハラ砂漠を目指す。
院長もヒジャブと呼ばれるストールで砂漠仕様に。
ここからはラクダに乗り換えて、本日の宿(テントロッジ)まで、約1時間砂漠を進む。
乗り心地はいいとは言えないが、砂漠の中をゆっくり進んでいく。
"ケツの皮がむける"などと言われるが、院長は生まれて初めて、尻の皮がむけた。
波に乗るように、うねりながら砂漠の中を走っていく4WD。
何とも楽しそうだ。
ラクダに乗った院長。
ここが今回泊まった、砂漠のど真ん中にあるテントロッジ。
テントにはシャワーや水洗トイレがあり、なんとエアコン完備で快適だった。太陽光発電を利用しているようだ。
月の砂漠ではなくて、日の出前の砂漠。
フンコロガシは本当に糞を転がしていた。後ろ足で後ろ向きに転がしていく。
ここからは早朝、日の出時の砂漠の光景を。
風紋がさまざまな模様を作り出していく。
日の出時は風紋がコントラストになって美しい。
うねりと風紋の芸術だ。
メルズーカの街へ戻ってきたら、駐車場で陽気なおじさんがにわか商店を開いていた。
シャウエンから車で4時間、迷宮都市フェズへ向かう。
昔、都のあった街なのだが、旧市街が細く入り組んだ道で巡らされ、本当に迷宮なのだ。
道が細く、左右に建物があって、目印になるものが見えづらく、どこを歩いているのかわからなくなる。ガイドさん無しでは散策できない。
ここでもあちこちで猫を見かける。
猫達の姿が、どことなくのんびりとした雰囲気を作り出している。
テレビでもよく取り上げられる、皮の加工工場。皮をここでなめし、染色する。
鳩の糞に含まれるアンモニアを利用して、皮を柔らかくするらしく、とんでもなく臭い。なので、見学前にこのミントの葉が配られる。これを鼻の中に詰めて見学するのだ。
モロッコでは主にリヤドと呼ばれる宿に泊まった。リヤドは、昔の大金持ちの家を利用した、いわゆる高級民宿。必ず吹き抜けの中庭があり、その真ん中に噴水があるのだそうだ。暗い路地にある扉を開けたら、こんな豪華な世界が拡がる。
モロッコで定番の朝食、パンや薄く硬めのパンケーキにバターと各種ジャム。これが結構美味しかった。
以前から行ってみたいと思っていたモロッコ。またまた、アフリカ大陸へ遠征した。元々はベルベル人の居住地であり、そこにユダヤ人の文化が混じり合い、その後にローマ帝国の支配、アラブ人によるイスラム化、スペイン、フランスの支配からの独立といった歴史をたどり、アフリカとヨーロッパ文化、イスラム教が融合した、独特の文化を持った国だ。
今回はアブダビ経由でモロッコへ向かった。関空からアブダビまでが10時間、アブダビからモロッコのカサブランカまで8時間の長い行程だった。
カサブランカの空港から車で7時間かけて、青い街シャウエンへ向かう。
街全体の壁が青く塗られている。
諸説あるようだが、昔、この地に移り住んだユダヤ人が、家を青く塗る習慣を持ち込んだと言われる。青はユダヤ教で神聖な色なのだそうだ。
今も所々で壁を青く塗る作業が行われていた。
この青い不思議な世界が、SNSで映えスポットとして一躍有名になってしまった。
街は商店やレストラン、ホテルといった観光地ではあるが、一般の居住地でもあり、地元の人々の姿がまた絵になる。
フランスの植民地支配の影響か、食べ物にはフランスの影響が色濃く残っている。パンはバゲット。
おとぎの国の様な光景。
野菜を売りにきた山の民たち。民族衣装が特徴的で、どこかペルーのアンデスの民と似ている感じがした。
一番の映えスポット。
カラフルな石鹸屋さん。
スペインモスクと呼ばれる、小高い丘に登って、夕日のシャウエンの街を見下ろす。
街の光がポツポツとつきだして、青い街の色が変わっていく。
夜景を堪能して、街へ戻ると、
広場に人が集まり、夜遅くまでお祭り騒ぎ。