院長のコラム

“ドクトル・イトウの地球の果てまで“ 世界60ヶ国以上を訪れた、院長のちょっと変わった見聞録

第169回 絶景の宝庫(アイスランド)2:アイスランド到着、まずはゴールデン・サークルへ

夜にコペンハーゲンを出発し、アイスランドを目指す。アイスランドまでは約3時間のフライトだ。北欧の都市から、さらに北へ3時間飛ぶのだから、さすがに北の果てに向かうといった感じだ。
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アイスランドの街の明かりが見えてきた。深夜0時頃なのに、どことなく空が明るい感じがする。いよいよアイスランドに到着する。
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国際線の玄関口、ケフラビーク空港に到着。首都のレイキャヴィークからは50kmほど離れている。
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入国審査へ向かう途中、壁の写真に感激。ふと出会ったこの景色と色に惹かれて、こんな写真が撮りたくて、今回アイスランドに来たといっても過言ではない。
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レンタカーのカウンター前の様子。ノースリーブの人もいれば、ダウンを着込んだ人もいる。日本では灼熱の8月、さすがにアイスランドだ。
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空港近くのホテルで一泊し、翌朝レンタカーで、まずはゴールデン・サークルへ向けて出発した。ゴールデン・サークルとはアイスランド南西部にある、大瀑布、間欠泉、大陸プレートの割れ目などの有名な観光スポットが集まった一帯を指す呼称で、アイスランド観光の定番中の定番なのだ。まずは、ケリズ (Kerið)という名のカルデラ湖。
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ケリズ は深さが 55 mあるカルデラ湖で、カルデラの形状が非常に綺麗に保存されていることで有名。
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次に、グトルフォス(Gullfoss)大瀑布へ。駐車場から少し歩いて行くと、その先に水煙が上がっている。
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グトルフォスとは「黄金の滝」という意味。2段の滝が美しい。
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滝のスケールとしては、イグアスやナイアガラにはかなわないが、遊歩道や展望台がうまく配置されていて、いろんな角度や距離から滝を見ることができ、迫力満点だ。
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1段目の滝はすぐ真上から眺めることができる。
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水しぶきを浴びながら、かなりの迫力だ。
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後方から滝を眺める。
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2段目の滝からは水煙が立ち登り、霧のように辺りを包む。
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滝壺からは、まるでフィヨルドの様に切り立った谷壁につながっていく。
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大地の割れ目に隠れた絶景という感じだった。
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次はゲイシール(Geysir)間欠泉。
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ゲイシール間欠泉は最大で60m程噴き上がるそうだが、今では日に数回程度しか噴出しないようだ。
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すぐ近くにあるストロックル間欠泉、やや規模は小さいが、5ー10分ごとに20mほどの噴出が見られる。
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度々噴出するのだが、うまくタイミングを合わすことがなかなか難しい。
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蒸気とともに、ドバーッと噴き出す。
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そろそろ昼時、しばしドライブ。
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トマト農場に併設されたレストランでランチ。
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地熱を利用したビニールハウスで、通年でトマトを生産している、
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ここのトマトスープと焼きたてパンが有名で、確かに美味しかった。ビールにもトマトが浮かんでいる。
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ゴールデン・サークルの最後は世界遺産、シンクヴェトリル国立公園(Þingvellir)だ。アイスランドは北米大陸プレートと、ユーラシア大陸プレートのちょうど境目が隆起してできた島なので、本来海底深くにある大陸プレートの割れ目を、地表で見ることのできる、非常に珍しい場所なのだ。手前が北米大陸プレートで、川の向こうがユーラシア大陸プレートになる。
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二つの大陸プレートに引っ張られてできた、地球の裂け目を「ギャオ(Gjá)」という。その一つで最大の「アルマンナギャオ(Almannagjá)」。
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約9千年前にできたそうで、長さ8kmも続き、その間を歩くことができる。
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左が北米大陸プレート側で、右がユーラシア大陸プレート側、年に数cmづつ拡がっいて、北米大陸とユーラシア大陸が離れていっている。
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地球が生きているということを体感したような。。。


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