院長のコラム

“ドクトル・イトウの地球の果てまで“ 世界60ヶ国以上を訪れた、院長のちょっと変わった見聞録

第74回 ペルーのスイス・ワラス3(ペルー):標高5,000mのパストルリ氷河へ

おんぼろバスはガタガタ山道を爆走していく。景色があまりに雄大で、スピードを感じない。
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雪を冠した山が見えてきた。6,000m級の山だ。
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これから向かうパストルリ氷河は、その裾が標高5,000m。自分たちには想像を絶する高さなのだが、気軽な装備で行けてしまうところが、何ともペルーなのだ。防寒さえできていれば、特別な山の装備は要らない。靴もトレッキングシューズで十分だ。でも空気は非常に薄く、気軽に行ける非常に苛酷な場所なのだ。
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ここはツアーバスの駐車場、ちょうど9合目あたりになる。向こうには目的地の氷河が見えている。
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この9合目から9.5合目までは馬で登っていく。
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雄大な景色を見ながら、馬に揺られていく。
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こういった景色はスイスの景色そのものだ。でも、優雅な登山はここまで。
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道しるべには「行くのは困難だ、でも、不可能ではない」と書かれている。この9.5合目からは、自力で登って行かなくてはいけない。
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そんなに長い道のりでもないのだが、これがとてつもなくしんどい。酸欠で目の前の景色が黄色く見えるようになった。そんな我々に付き添うように、おじさん達がニコニコついてくる。ギブアップした登山客を背負って登るポーター達だ。
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そんなオッサンの世話にはなるわけにはいかんと、何とかたどり着いた。これがパストルリ氷河だ。
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氷の柱が見えるだろうか。
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ベースが5,000mで頂上が5,400m。でも、当時9歳のうちの娘でも来れてしまうのだ。マッターホルンが4,478m。ヨーロッパ最高峰のモンブランが標高4,810mなわけであるから、この高さは尋常ではない。
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帰路は雄大な景色を満喫しながら、馬の背に揺られて下っていく。
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写真では伝わりにくいのだが、とんでもなく豪快な景色だ。
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高地独特の景色を見ながら、ワラスの街へ帰っていく。

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