院長のコラム

“ドクトル・イトウの地球の果てまで“ 世界60ヶ国以上を訪れた、院長のちょっと変わった見聞録

第17回 静寂と豪快(ノルウェー):ガイランゲル・フィヨルド

 今回はもう一つの絶景、船から見るガイランゲル・フィヨルドを紹介する。
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 ベルゲンからスカンジナビア半島の沿岸を北上していく沿岸急行船に乗りこんだ。
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 観光船ではなく定期航路を行く地味な船なのだが、その割に船内のラウンジが、大きなガラス張りでパノラマビューになっており、船内から迫力あるフィヨルドの景色を楽しむ事が出来る。
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 フィヨルドの穏やかな海面を、船は静かに進んでいく。何が違うのか調べたわけでは無いが、同じようなクルーズでもこのガイランゲル・フィヨルドはソグネ・フィヨルドとはその迫力が全く違う。
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 残雪の山や滝が遠景から3Dで迫ってくる。雄大な眺めだ。
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 フィヨルドの中を通り過ぎるたびに陽のあたり方が変わるので、海も山も色や様相を変えていく。
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 中から見る景色とは異なり、船外に出ると風が強い。
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 時には写真のように風がぴたりと止む。
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 船が止まっているかのように静かな光景の中、海面に山の影が映り、景色だけがゆっくりと迫ってくる。この景色が一番ダイナミックだ。
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 マッターホルンのような山が見えた。山の裾野に街が見えてきた。
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 下船して今度はバスで移動する。山の上からフィヨルドを望む。
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 海面が光るフィヨルドの景色は特に美しい。
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 バスでオースレンの街へと向かう。途中、何とも素朴な村の教会を通り過ぎた。
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 高台からオースレンの街を見下ろす。フィヨルドの海に浮かぶ小島のような街だ。
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 街には運河がめぐり、その運河沿いにアールヌーヴォー様式の建物が並ぶ。
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 写真は夕方だが、陽のあたり方によって、様々な顔を見せてくれる。
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 見所の多い街では無いのだが、この街の姿そのものが一見の価値がある。山と海と運河とこのおしゃれな建物が調和した、なんだか住んでみたくなる、非常に心の安まる街並みだ。
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 最後に景色とは全然関係の無い話を一つ。ノルウェーに限らず北欧を旅していて気づいた事に、朝食のバターがある。通常、ホテルのビュッフェ型式の朝食では、小さなパックに入ったバターか紙に包まれたバターが置いてあるのが普通だが、北欧ではこれらが無くて、いわゆる家庭でも使うような大きめのパックのバター入れが置いてあり、必要なだけ取っていくと言うスタイルが普通のようだ。少なくとも自分が北欧を2度旅して、全てのホテルがそうであった。これには非常に感心した。これでいいんじゃないのか。なんでわざわざゴミが増える個別包装をする必要があるのだろうか。日頃あまり考えない素朴なことにすごく感心し、そういった独自のエコロジー精神を持っている北欧スピリットに感動した次第である。

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